2013年03月14日

練習と稽古

私は、日頃道場でのトレーニングのことを練習と言っている
しかし、改まった時や道場生に空手のことを語るときは
稽古と云うように気をつけている

古(いにしえ)を稽(考える)
そして、稽古のあとには対語として照今(今に照らす)
という言葉がついている

稽古照今(けいこしょうこん)
私が、好きな言葉の一つだ

狂言の世界に野村萬斎という人がいる
ずいぶん前になるが対談集かコラムに
彼が次のように述べていた。
「どの世界にも天才がいるがどんなに素晴らしい
天才・才能よりも先達が何百年にわたって努力研鑽して来た
基本や伝統に勝るものはない」

という内容だったと思う
その頃、彼のことをテレビによく出る若い狂言師
くらいにしか思っていなかったが、それから彼のファンになった
その言葉の裏に彼が伝えられてきた基本を途方もないほど
稽古し伝統を次に伝える努力をしていることが伺えるからだ

私は空手道を大学に入ってから始めた
動機は、人より強くなりたいから
きっかけは、現在高知で教員をしている
中野先輩から空手道部に勧誘されたから
いたって常識的で標準な理由で空手の道に入ってしまった
それから、4年間非常識なほどの稽古をした
来る日も来る日も、気が遠くなるほどの基本と体力強化

学生時代には結果を残すことは出来なかったが
その後長く現役を続けることができた
今でも空手の道に携わることができているのも
学生時代の経験(稽古)があったからだと思う


練習の定義は
「望ましい方向へ変容を目的として、
その作業を反復すること」

技を習得するため
試合に勝つため
目的を達成するために日々鍛錬する。
大切なことだと思う


稽古
伝わってきた基本・技術を繰り返し繰り返し
行うことによって何故それが伝わってきたか考える
また、繰り返し繰り返しやってみる
そして、今の自分の力が分かる
また、繰り返し繰り返しやってみる
応用に気づく
また、繰り返し繰り返しやってみる
これから、自分がやるべき事がわかってくる

道場生は練習も必要だ
私は稽古に励もうと思う

道はまだまだ長く奥深い
厳しくもあり楽しみでもある
空手の道に入ったことを感謝している

中野先輩ありがとうございます!












posted by おーいお茶 at 20:09| Comment(0) | 日記

2013年03月12日

道場生

当たり前の話だが
昨日の練習も道場生はやってきた

私の道場では生徒が元気良くやってくることはほとんどない
私が大学の空手道部時代そうであったように
今から始まる練習のことで心に余裕がないのだろう

道場生によく言って聞かせることがある
「空手道はスポーツじゃない
楽しいことが好きならほかのことをやれ
試合に勝ったり人より上手になりたかったらほかの道場にいけ」

道場生にとっては理不尽である

「空手の稽古は修行じゃ!
修行は辛くて厳しいもんや!
我慢や!強うなりたかったら我慢や!」

道場生には迷惑だろう

みんな強くなった(心が)
入門したとき弱かった子供たちも
我慢して頑張ってみることを覚えた
みんな練習中によく泣く
しかし、練習から逃げ出す子はいなくなった

道場のOBから最近先生は優しくなった
(練習が)とよく言われる
そうかもしれない

そういえば昔は練習には来たけれど
道場に入ってくる勇気がなくて
トイレや公園・道場の表で
時間を過ごして迎を待つ生徒が何人もいた

その子達もそれぞれ強くなった
今ではその時のことが懐かしく
良い思い出だと言ってくれる

いま一緒に練習している生徒たちが
そう思えるまでどれくらい時間がかかるだろうか?
そして、私の優しさが分かる日が来るだろうか?

道場以外の練習では効率の良い方法や
試合でポイントを取る方法を教えるのに
道場では非効率的な指導をしている
じっくり強くなって欲しい
本物になるには無駄なことも必要だろう

今日もまた道場生がやって来る

いつもどおりの、あまり面白くない練習(生徒にとって)
を地味に続けるかな?
彼らのために、私のために!













posted by おーいお茶 at 16:51| Comment(1) | 日記

2012年12月03日

公認六段審査

12月1日土曜日 全空連公認六段審査を受審した。

受審者は160名を超える。毎年十数名の合格と聞いている。
36歳から最高齢は76歳の先生までみんな真剣だ!

2年前の審査から十数年ぶりに受審することに決めた。
審査内容は筆記試験と指定形及び自由形である。
大学から空手をはじめ組手しか経験のない私には難関だ。

数年前から後輩たちや県連盟の先生方の手本になろうと
全空連公認審判員・公認段位そして日本体育協会公認資格などに
まじめにに取り組もうと決めた。

今回、受審に当ってはいろんな先生方にお世話になりいろいろと教えて頂いた。
少しは空手を分かっていると思っていた自分が恥ずかしかった。
審査では教えていただいたことを一生懸命やったつもりだが半分も表現できなかったと思う。

50の手習いであるが諦めずに挑戦しようと思う。
結果は分からないが挑戦する自分の姿には誇りを感じている。

下がるな、一歩前に!! 母校の空手道部で教えてもらった唯一の言葉だ。
諦めずにまだまだ前に進みます。

posted by おーいお茶 at 18:49| Comment(0) | 日記